うつ病の種類

「うつ病」と一言でいってもさまざまな症状があります。落ち込んでうつ状態になるだけの人もいれば、躁状態になったり。また軽い落ち込みが長期間続くのも、うつ病の一種と呼ばれています。

そのなかでも大きく分けると、抑うつ状態が続く「うつ病性障害」と、抑うつ状態と躁状態を繰り返す「双極性障害」の2種類となります。
「うつ病性障害」のなかでも一番多いのが「大うつ病」。従来「うつ病」といわれていた症状で、“大”とつくのは“主なるタイプ”という意味で使われています。


「双極性障害」とは、躁状態と抑うつ状態が交互に訪れる精神疾患になります。
こちらは気分が良くなったり、高揚したり、ときには怒りっぽくなり、普段の自分と違う躁状態と、大うつ病と同じ抑うつ状態が繰り返し続くと診断されます。
双極性障害イメージ

ただし、躁状態のとき、気分が非常に高揚し、夜も寝ずに一晩中動き回ったり、爽快な気分になって、自分がとても偉くなったように感じます。一日中動き続けてじっとしていることができないので、体は消耗して疲れますが、本人にはその疲れが自覚できません。昼夜動き続けて疲労が蓄積し、過去にはそれが原因で亡くなったという症例もあります。

他にも、声がかれるまでしゃべり続けたり、性的にも奔放になったりします。言葉遣いや言動も横柄になり、態度も大きくなるため、自然と周囲から敬遠されがちになります。


また、近年増加傾向にあるのが「新型うつ」です。
一般的な「大うつ病」では、抑うつ状態がずっと続くのに対し、良いことや楽しいことがあると一時的に気分が晴れ、元気になったりするため、他人から気づかれにくいという点があります。
新型うつイメージ

このほかの特徴でも、不眠症状が多い「大うつ病」に対し、「新型うつ」は1日10時間以上の睡眠時間と過剰に眠ったり、朝方は調子が良くても夕方にかけて悪くなったり、過食の傾向なども見受けられます。

うつにはこのほかにも「季節性うつ」や、心よりも体が先に変調をきたす「仮面うつ」などもあります。いくつかの種類が同時に症状に表れることもあるので、自分自身で不調や不安を感じるなど躁鬱状態が見られるときは、きちんと病院を受診することが重要です。