うつ病の予防

 うつ病にかからないためには、日頃から心身の健康づくりに注意する事が大切です。日々の生活の中に「食事」、「運動」、「リラックス」、「考え方」、「笑う」の要素を意識して取り入れることが大切です。

バランスの取れた食事

 うつ予防に効果的と言われる食材が様々なHP、メディアで紹介されていますが、そういった食材だけを食べていれば良いというものでもありません。
まずは、魚類・豆類・野菜・きのこ類・果物を中心とした規則正しく、バランスの良い食事を心がけ、必要な栄養を摂取することが大切です。
バランスの取れた食事イメージ

適度な運動

 うつ予防に運動は効果的です。スポーツで汗をかく事はストレスを発散し、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンといった気分を高揚させたり、やる気を起こさせたりする神経伝達物質を分泌して、心身のバランスを整えてくれます。まずはウォーキングやラジオ体操など、身近でできることから始め、定期的におこなうことが重要です。
運動イメージ

また、身体の健康面から考えても、適度な運動を行って汗をかくことは肥満防止にも効果があります。

リラックス

 本来、リラックスとは緊張の対義語で、「主にくつろぐこと。体や心が張り詰めた状態にないこと。」を表した言葉です。身体の疲れは精神面の疲労につながり、ストレスの解消を阻害してしまいます。だからこそ身体が疲れない楽な姿勢を取ることが大事なのです。自分にとって「疲れにくい姿勢」を取ることがリラックスの第一歩です。
リラックスイメージ

考え方を変える

 うつ病は、責任感が強い人や完璧主義の人に多いと言われています。
実際にこうしたタイプの人は、自分を犠牲にしてまで任務を全うするため、「信頼のおける凄くいい人」ですが、責任を自分一人で抱え込んだり、自分を犠牲にしすぎて傷ついてしまう事も多い性格でもあります。ルールや秩序を頑なに守る反面で、融通が効かずに環境変化にも弱い一面もあります。
考え方イメージ

実際に何か欠点があると、それだけでネガティブな感情を引きずりがちです。

普段から、自分の考え方・捉え方を客観的に分析して、柔軟性のないパターンに陥っていないか見直すことが大切です。とはいえ、自分で自分の性格や考え方を振り返ることはなかなか難しいものです。やり方がわからないときは、周囲に相談してみるのもよいでしょう。

笑う

笑うことは身体の免疫に関わるナチュラルキラー細胞を活性化させガンの予防効果があるといわれていますが、実はストレス解消にも効果があります。

声を出して笑ったり、笑顔を作ったりすることで、副交感神経が優位な状態を作り出すことができます(作り笑顔でも同様の効果あり)。日常的に笑う習慣をつけ、副交感神経が優位な状態を作り出すことができれば、交感神経との切り替えがスムーズになり、自律神経のバランスが整います。

笑顔イメージ

さらに、声を出して笑うことで、体内に多くの酸素を取り込むことができます。体内に十分な酸素が行き渡ることで血行が促進され、脳と体に十分な栄養が行き渡るようになります。脳と体に栄養が行き渡ると、セロトニンの分泌を促すこともできます。

笑うことには、自律神経を整えて心身を安定させる効果だけでなく、うつ病の症状と深い関係にある「血行不良による脳の栄養不足、それに伴うセロトニンの分泌不足」を解消する効果があるのです。