3/14 『健康経営の変化』


私たちは健康企業を目指すことが、
今後伸びる企業であると考えています。
 
この健康企業は従来の企業の
組織と根本的に違います。
 
これまでの企業の形は、「VS」の構造が
いつまでもついて回っていました
 
経営者vs従業員
企業vs顧客

どこまで行っても、「vs」という
考え方がついて回っていました。
 
「vs」は対立だけを意味していません。
向き合っている構造なのです。
 
私が立っている対岸に相手が
立っているから「vs」なのです。
 
健康企業として健康を捉える範囲は
企業だけではありません。
 
管理職、社員、経営、事業はもちろん、
顧客、取引先、地域を含めた範囲の健康をめざします。
 
企業の中で
何に対峙しているのかについて、
よく考えなければなりません。
 
メンタルケアという問題を企業で考える場合は、
メンタルの不調を抱える社員とその社員の対応に
追われる経営という経営vs社員という
構造で捉えてしまっています。
 
メンタル不調というものを真ん中において
社員側はメンタル不調と経営と対峙し、
経営は何もしてくれなかった、と考えます。
 
一方、
経営側はメンタル不調と社員に対峙し、
休職、復職、労災、あるいは訴訟に対して
メンタル不調と社員をひとまとめにして
考えてしまっていました。
 
健康企業ではメンタル不調について、
健康を損なう要因の一つと捉えることができます。
健康を損なうのは、経営側にとっても
社員にとってもマイナスです。
 
健康を損なうメンタル不調を改善するために
経営側と社員が一体となって取り組もうという
意識が芽生えます。
 
こう捉えると、経営側と社員が対峙するのではなく、
メンタル不調という物と経営側社員が対峙する形に変わります。
 
こうすることで、本当の対策が取れ、対策の効果も生まれます。
 
国の指導によるメンタルチェックの導入が
実効力を発揮できないのは、経営側と社員が
対峙した構造をそのままにしているからです。
 
健康企業は
メンタルチェックを自らの健康のために行おうという
コンセンサスが経営側にも社員側にも生まれます。
 
メンタル不調者の洗い出しのために
行うと考えられれば、本当の姿は見えてきません。
 
企業が健康になってこそ真の幸せが達成されると
考えることができた時経営側も社員もメンタルチェックに
真摯に取り組むことが可能になります。
 
その時に指導されているメンタルチェックだけでは
チェック結果の流れが縛られているために健康企業として
活用が不自由な形となってしまっています。
 
企業に応じた新たなメンタルチェックが
必要となるかも知れません。
 
そのように、
メンタルケアを取り組めるようになれば
真の健康企業が生まれていきます。
 
 
日本うつ予防管理士協会は
この健康企業を実現するために、まず基礎的な
知識の浸透を第一歩と考えています。
 
基礎知識を座学だけでなく、誰もが体験を通して
実感できる形でお伝えしていきたいと考えています。