3/7 『コミュニケーション』

ほとんどの方が毎日、誰かとコミュニケーションを
取っていると思います。

では、コミュニケーションとはなんでしょう。
うーん、話す事。

そうです。
こちらで考えていることを相手に
伝えることもコミュニケーションです。

しかし、「伝えたつもり」では意味がありません。

相手に伝わったか確認をすることが
コミュニケーションには必要です。

では、相手に確かに伝わったかを

確認すれば、
コミュニケーションといえるでしょうか。

伝えただけでは、相手が理解できたか、賛同するのか、
反対なのか、という、相手の反応が必要です。

コミュニケーションには、双方向という事が必要です。

コミュニケーションが行われている二人の間で、相互に
メッセージを伝え合うことがコミュニケーションの一番目の要素です。

ところで、このメッセージには言葉が必要でしょうか。

言葉でなくても、顔の表情、身振り手振りで
メッセージを伝えることができます。

コミュニケーションには、暗黙の了解があります。

それは、コミュニケーションを取ると言うことは
「そこにあなたがいることを私は知っていますよ」
ということを表しているのです。

会釈をする。
挨拶をする。

相手がいることを私は知っているという態度を表明するから
会釈を返したり、返事をしたりするのです。

これを無視すると、あなたのことが目に入っていない
あなたを無視していると言うことなんです。

道ですれ違いざまにぶつかっても
「ごめんなさい」「こちらこそ」
と言葉を交わせれば、迷惑を掛け合ったお互いが、
相手の存在を認めていることになりますが、

これを、ぶつかってもまるで相手がそこにいいないかのように
無視すると、「おんどりゃー、なにつぶかってんだ」となる訳です。

なぜ瞬時に、このように反応してしまうのでしょう。

それは、外から入ってくる情報に対して、
防御か攻撃かと脳が瞬時に反応してしまうからです。

その時に臨戦態勢に入らないために、
コミュニケーションが使われています。

向こうから何かがやってくる自分のことが分かっていないと
攻撃されるかも知れません身構えるか、攻撃に打って出るか。

これはDNAに刻まれている生存本能です。

ところが、コミュニケーションの暗黙のルール(了解)があると、
あなたは、自分のことを相手が認めている相手があなたを尊重していると
考えることができるので、安心できるのです。

自分の存在が認められていないことは、とても辛いことです。

「おはよう」
「こんにちは」
「こんばんは」
挨拶をすると言うことは、あなたがそこにいることを
認めていますという意思表明です。

皆さんはきちんと挨拶されていますか。

暗黙のルールでは、相手の存在があることを認めているという
意味がありますが、

そっぽを向いていたり、モニターを見たまま相手の顔を見ないで
挨拶を指定も、あなたの存在を認めていますという意思表明にはなりません。

挨拶をするのか、ちゃんと顔を合わせてこそ相手の存在が
そこにいるというお互いの確認作業になるのです。

ところで、言葉を使わなくてもメッセージを伝えることができるのですが、
では、メールやSNSを使いこなせていてもコミュニケーション能力が
高いかというと、少々疑問があります。

メールは、相手の書いている内容を確認して返事を書くので、
相手の存在を認めています。

しかし、言い遅れましたが、コミュニケーションの重要なポイントに、
瞬時にという要素があります。

SNSやメールは、相手の文章について、
いくらでも時間を掛けて読むことができます。

しかし、実際にコミュニケーションでは瞬時の相手の
言葉以外にも、顔の表情、言葉のトーン、場の状況など
様々な要素を瞬時に判断して返答しなければなりません。

SNSやメールだけでコミュニケーションができると
考えている人がいざ実際に人の前に立つと何も話せなかったり、
当たり障りのないことしか言えなくなってしまうことがあります。

その場で瞬時に情報を処理できないためです。

コミュニケーションは双方向で、お互いの存在を確認し
お互いの思いを瞬時に交換しあうことと言えます。

言葉を交わすだけでなく、相手の存在を尊重するという
暗黙のルールをもう一度考えて、挨拶を一から始めてみませんか。