3/6 『焦りは禁物』


焦ることってありませんか?
  
あ、しまった。
心臓はドキドキ、頭はグルグル。
どうにかしないと、と考えても焦るばかりで空回り。
 
焦ると、良い事がありません。
頭は空回りするだけで、視野をはどんどん狭めていきます。
 
ちょっと横を向けば解決策があるのに、
目の前しか見えなくなっているようなものです。
 
大抵の場合、自分の想定していた予測と実際に起こった
現実の差を消化して、対処しています。
 
しかし、予測と現実のギャップが大きすぎた時に、
対応しきれなくなり、焦りというものが生まれてしまいます。
 
この焦りからの脱出法のヒントは焦りの向こうに
何があるかを考えると見えてきます。
 
焦った時、何を考えますか?
 
実は、予測と違う現実から生まれる思いもしなかった
未来に対して何が起こるのかという不安を抱えているから
焦りが生まれています。
 
焦りが出ると、心臓がドキドキ、頭に血が上り、
呼吸が浅く速くなります。
 
実は、アドレナリン効果が生まれています。
予想できない未来という不安に対して脳が最大級の
防御態勢を取らせているためです。
 
アドレナリン効果では、交感神経が活性化しています。
まずは、心にゆとりを持つために、副交感神経を優位にして
交感神経を鎮めましょう。
 
それには、深呼吸が最適です。
鼻から1吸ったら、口から細く2吐きます。
例えば、4秒息を吸い込んだら8秒掛けて息を吐き出すのです。
 
この呼吸をするだけで副交感神経が優位になっていきます。
 
次に、不安を取り除きましょう。
不安な時は、不安にしか目が行っていません。
他のことが目に入らなくなっています。
 
この不安は、未来に対する不安です。
何が起こるのかと身構えている状態です。
 
しかし、実際には、未来からは何もやってきません。
未来を作るのは、今のあなたの考えと、行動から生まれます。
 
未来というのは、手をかけることができないものです。
ロッククライミングで、最後の難所があったらどうしようか、
どう登り切ろうかと考えて今いる場所で立ち往生しているようなものです。
 
実際は、目の前にある手の届く現実の足場や手をかける
岩を見ることしか、前に進むことはできません。
 
未来に対する不安というのはそれに近いことが起こっています。
 
実際にあなたが見なければならないのは、目の前の現実です。
 
起こってもいない未来から現実に目を向けるために
先ずは周りを見渡しましょう。
 
焦っていると周りを見ているつもりになっても、
見れていないことがあります。
 
そんな時に効果的なのが、実況中継です。
 
何をするかと言えば、
「今、私は、椅子から立ち上がって、デスクの上を見ています。
 デスクの上には、起動しているパソコンがあり、その横には、
 カップがあります。カップの中には、コーヒーが入っています。
 カップの柄は・・・・」
 
というように、現実に自分が見渡してに入ってきたものを
言葉にしていくのです。
 
さーっと見渡すのではなく
ゆっくりひとつひとつを
言葉で描写していきます。
 
できれば言葉に出して自分の声を耳で
聞きながらおこなうとより効果的です。
 
こうすることにより、未来に向かっていた
あなたの心(脳)が現在に焦点を合わせるようになります。
 
深呼吸をして副交感神経を優位にして現在に焦点を合わせて
考えることができれば、心(脳)に余裕ができます。

すると、あら不思議、さっきまでの
焦りは消えてしまっています。
 
この脱出法で、焦りを克服してください。
焦りがなくなれば、残るのは、
現在取り組まなければならない課題だけになります。