2/23 『アンビバレンツ』

 
 
「アンビバレンツ」
 
この言葉知っていますか?
あまり聞きなれない言葉ですよね。
 
アンビバレンツは、
一つの対象に対して、両極端の感情を
同時に味わうという意味があります。
メンタルケアにおいてアンビバレンツは
大切なキーワードになります。
 
普通、人は一つの感情から一つの感情へと
一つずつ感情を味わいます。
そして、一つの感情にどっぷり浸かっていると、
他の感情は感じにくくなっています。
 
例えば、嬉しい!最高!という時は、
他のことに目なんか行ってませんよね。
 
楽しい時は、思いっきり脳も楽しんでいます。
快楽物質も放出しまくりです。
 
同じように、逆のネガティブな時も、
他のことに目が行ってないんですね。
脳も、その感情に囚われて、
他のことをを考えていません。
 
というよりも、
他のことを考えるという
指示をもらっていないから
他のことを考えていないんですが・・・。
 
指示出しをするのは、
脳の主であるあなたです。
 
あなたが指示を出せば、
脳は他のことを考え始めます。
 
ですが、悲しみのど真ん中で明るくなる
指示なんてなかなか出せませんよね。
 
そういう時は「なぜ?」を使って下さい。
 
使い方はこうです。
「ああ、俺は駄目だ。情けない」
     ↑
この感情にどっぷるはまっているとします。
 
そんな時に、その対極にある
感情を呼び起こすために「なぜ」を使います。
 
「俺は駄目だ、情けない」
    ↓
「けど、よかったな」
    ↓
「この体験はありがたかった。なぜ?」
 
こう使うと、脳はあなたの命令に従って、
「なぜ?」の答えを出してきます。
 
出て来た答えが、こじつけでも、
目くらましでも構いません。
 
答えを探して何か出してくるという
作業をしている脳は、既に一つの感情に
どっぷり浸かっているという状態から
抜け出しています。
 
この抜け出すプロセスを
アンビバレンツと呼んでいるのです。
 
アンビバレンツという経験を繰り返していくと、
アンビバレンツによってスムーズにうつ状態から
回復していけるようになります。
 
アンビバレンツの感情体験を
生み出すのは、脳です。
体験するのも、脳です。
 
つまり、脳がアンビバレンツに
馴れるようにするのが、トレーニングの
秘訣ということになります。
 
しまった、凹んだという時に、
「よかった、ありがたい、なぜ?」
と自分自身に聞いてみてください。
 
ちょっと違う場所に立っている自分に
気がつけるはずです。