1/18 『物忘れ』


   
物忘れが増えてきた、この歳で、認知症??
最近ど忘れがふえてきて、会議でも言葉が続かない。
 
それは、原因があります。
鍵は記憶の整理にあります。
物忘れ、ど忘れなど、アー、さっきまで覚えていたのに、
 
あの記憶はどうしてきえてしまったんだー
というようなことありませんか?
 
「私も歳かなー?」
 
と、がっくりしてしないでください。
というのも、あなたの記憶は消えていません。
バッチリ脳に入っています。
 
それを、忘れてしまうというのは、
引き出し方が分からないだけなんです。
 
適当に片付けると、
「あれ、どこにしまったっけ?」
という事になたりませんか?
どこに片付けのかを覚えていないけれど、
必ずあるという状態。
あれと同じです。
人間は、生まれて(中には、生まれる以前)からの、
記憶をすべて記録しています。
 
目にしたもの、聞こえてきた音、香り、
暖かさ寒さというような気候嬉しかった、
悲しかったという感情。
 
こういったものはすべて脳に蓄積されているのです。
簡単に説明をしますと、人間の脳は、
大きなハードディスクのようなものです。
そのハードディスクに、目、耳、鼻、皮膚から
取り込まれた情報がドンドン保存をされていきます。
脳は、ただ情報をドンドンためていくだけです。
それに見出しが付いていません。
  
意識して覚えておこうというものは、きちんと
見出しが付きます。引き出そうという時に、
引っ張り出しやすくするためです。
ところが、見出しのない情報のほとんどは、
潜在意識に眠ったままになります。
この情報の整理をするのが、実は睡眠なのです。
 
情報の整理が行われるのは、睡眠して6時間以降といわれています。
えー、そんなに寝ていないという人も多いのではないですか?
短い睡眠時間でも、私は大丈夫と思っていませんか?
 
ちょっと、考え方を変えて下さい。
 
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠というものがあります。
一般的に、レム睡眠は、脳と身体が休息をしている睡眠。
ノンレム睡眠は、夢を見ているような身体は休息をしていますが、
脳は活動をしている睡眠です。昼間の活動によって過熱した脳は、
睡眠の最初の3時間で一気に休息を取ろうとします。
 
そのため、短い睡眠時間でも、活動をする分には、
休息は足りるのですが、脳の中の情報には手が付かず、
ドンドン埋もれていってしまいます。
 
私は、記憶力がいいから大丈夫という人も、ちょっと注意が
必要です。記憶が良いと言うのは、いつも脳の表層意識に、
その情報を持ち続けていなければならないという事です。
 
例えば、お盆の上に、いつも覚えていなければならない
情報を載せていて、それを寝ている間も落とさないように
持ち続けていると考えて下さい。
 
脳は、持ち続けなければならないのですから、
気が抜けませんね。
 
しっかり、脳は休息が取れないということになります。
 
それを、6時間以上の睡眠をすると、脳は勝手に、
情報を整理してくれるのです。よく、仕事術の基本で、
メモを取るというのがあります。
 
メモをするということで、
覚えておかなければならないことを少なくなり、
そのエネルギーを、他に回すことができると仕事の効率が
アップする、発想力がアップするといわれています。
 
これと同じ理屈が、脳の情報にもいえるのです。

ただ、毎日6時間以上眠るのは仕事上、
無理という人もいるでしょう。
 
一週間に1度か2度の6時間以上の睡眠でも、
脳の負担はだいぶ軽くなります。
 
物忘れ、ど忘れが多いと思ったら、
自分の睡眠時間を見直してみて下さい。
 
うつ予防の観点から、補足しますと、
脳が過熱してオーバーヒートになると、
 
脳が休息を取りにくくなり、
不眠になっていく可能性が高まります。
 
この不眠の先に、『うつ』が待っているのです。
『うつ病』にいたる前の『うつ状態』は、
誰もが毎日経験をしていることです。
 
それを抜け出せずに引きずり続けると、
『うつ病』が発症する可能性が高まります。
 
『うつ状態』の克服に睡眠は大きく関わっています。