11/8 『うつ病の原因②』

Ⅱ.外部要因
 
外部要因とは、「ストレス」です。
 
ストレスの大部分は「イヤだな〜」という心から
来ていると言われています。思い通りに物事が進まない、
自分にとって不快なことを言われたりされたりする、
大量の仕事を任されて重圧に堪え難い、居心地の悪い
環境に居なければならないなど、本当は
 
「イヤだ!やめて!」
 
と言いたいけれど、人間関係や社会的面目があるから
言えなくて、自分の感情を抑えなくてはならない場合が多いです。
 
その他にも「昇進」や「結婚」といった嬉しい出来事や
環境の変化から起こることもあります。これらの場合、
自分の本当の意志で動くというよりも、どこかやらされて
追われている感じが強く、いつも焦った気持ちで
 
「しなければならない」
 
と受動的になってしまいます。
これでは、ストレスも溜まってしまいます。
 
自分の許容量を超えて頑張り、ストレスを溜め込んでしまうと、
心がだんだんとネガティブになってしまい、やる気がなくなったり、
いろいろなことが面倒になってしまったりと、マイナスの方向へ
向かってしまう恐れがあります。このような事になる前に、
自分の身体と心の声に耳をかたむけて、溜まってしまったマイナスの
感情を解放してあげましょう。
 
まずはストレスの除去・軽減が第一です。
 
しかし、ストレスを割けるのは困難なことも多く、
なかなか実現できないのも実情です。
その様な場合には、うまく受け流せるような考え方を学んだリ、
趣味や運動などで適度にストレスを解消する事が必要です。
 
 
  
 
Ⅲ.遺伝
 
うつ病はある程度、遺伝の影響もあると言われています。
その程度は「非常に大きい」というものではなく、
「少しは関係している」という程度のものです。
 
厚労省の発表によると健常人が一生のうちにうつ病を
発症する確率は3~7%となっております。
それに比べ、親子・兄弟の近い親族にうつ病の人がいると
家族内発症率は1.5~3倍高くなると言われています。
また、うつ病の発症に遺伝が関係している事を裏付けるものとして、
双子の片方がうつ病であった場合、
 
〇 一卵性双生児であれば50%の確率でもう片方もうつ病になる
〇 二卵性双生児であれば10~25%の確率でもう片方もうつ病になる
 
とも言われています。
双子ではあるけどもDNAが異なる二卵性よりも、
DNAが同じである一卵性の方が発症確率が高く、
うつ病の原因として遺伝が関係している事を表しています。
 
このような研究結果をみると、一つの疑問が浮かぶ方もいるでしょう。
 
「親子や双子は似たような環境で生活してるから、
 遺伝じゃなくて環境が原因なんじゃないの?」
 
と。確かに一理ある疑問です。
 
実は、それに対しても調査されています。
親がうつ病である家庭において、その親と一緒に暮らした子供と、
養子などに出され別々に暮らした子供の経過をそれぞれ追うというものです。
別々に暮らした場合、うつ病の親とは異なる環境での生活になるわけですから、
もし環境が原因なのであれば、うつ病の発症率は下がるはずです。
 
しかし、これらの研究でも結果の多くが、親がうつ病であった場合、
例えその後うつ病などの精神疾患のない別の親に育てられたとしても
子供がうつ病になってしまう確率は依然として高い、という結果が出ています。
 
ちなみに具体的にどの遺伝子や染色体がうつ病の発症に関わっているのかは
今のところ「これだ!」というものは明確には特定されていません。
遺伝というのは自分の努力では変えられないものですから、
「うつ病には遺伝も関係してる」と言われると、
そのうちうつ病になってしまうと落ち込む方も居ますが、
あくまでも「少しは関係している」という程度なので、
性格や考え方をうつ病になりにくいように変えていったり、
ストレスを溜め込まない生活を心がける努力をする事で
十分に発症を予防する事はできます。
 
2回に渡り連載しましたが、
うつ病は
 
「内部要因」「外部要因」「遺伝」
 
の3つの要因が組み合わさって発症するのです。

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