10/26 『うつ病の種類』


 
 
「うつ病」と一言でいってもさまざまな症状があります。
落ち込んでうつ状態になるだけの人もいれば、躁状態になったり。
また軽い落ち込みが長期間続くのも、うつ病の一種と呼ばれています。
 
そのなかでも大きく分けると、
 
①抑うつ状態が続く「うつ病性障害」
②抑うつ状態と躁状態を繰り返す「双極性障害」
 
の2種類となります。
 
 
「うつ病性障害」は、症状の程度や、期間によって
 
①大うつ病性障害
②気分変調性障害
 
の2つに分けられます。
 
大うつ病性障害は、一般的に「うつ病」と呼ばれているもので、
抑うつ状態が長く続いたり、不眠症などが特徴です。
また、気分障害のなかで最も多くみられる症状になります。
気分変調性障害は、うつ病よりも抑うつ状態は軽いものの、
これが長く続くタイプです。当初、うつ病と診断されていたが、
その経過が長く、軽症であるために診断名がうつ病から
気分変調症に切り替えられることもあります。
 
 
「双極性障害」とは、躁状態と抑うつ状態が交互に訪れる精神疾患になります。
こちらは気分が良くなったり、高揚したり、ときには怒りっぽくなり、普段の
自分と違う躁状態と、大うつ病と同じ抑うつ状態が繰り返し続くと症状です。
 
ただし、躁状態のとき、気分が非常に高揚し、夜も寝ずに一晩中動き回ったり、
爽快な気分になって、自分がとても偉くなったように感じます。
一日中動き続けてじっとしていることができないので、
体は消耗して疲れますが、本人にはその疲れが自覚できません。
昼夜動き続けて疲労が蓄積し、過去にはそれが原因で亡くなったという症例もあります。
他にも、声がかれるまでしゃべり続けたり、性的にも奔放になったりします。
言葉遣いや言動も横柄になり、態度も大きくなるため、
自然と周囲から敬遠されがちになってしまいます。
 
双極性障害を治療せず放置しておくと、重症化したり、
再発を繰り返したりしまいますので、専門医による適切な
治療を受けることはとても重要です。
 
 
「新型うつ」とは、近年耳にする機会が増えてきている「新型うつ」ですが、
元々はメディアが創った造語であり、医学的な用語ではないとういう事はご存じでしょうか。
 
新型うつは「うつ病性障害」「双極性障害」以外に、近年若年者を中心に増加傾向にある
病気であり、一般的な「大うつ病」では、抑うつ状態がずっと続くのに対し、
新型うつは、自分の好きなことをしているときは、何も問題はありませんが、
嫌なことをしているときには抑うつ症状が激しく見られます。
 
こうした症状から、「ただのサボり、甘え」だと言われる事も少なくありません。
しかし、感情のコントロールができない為、突然に涙が溢れ出したり、
怒りやすくなってしまいます。周囲に助けを求めようとしますが、周囲の人たちは、
本当の苦しみを理解できないために精神的苦悩は改善されるどころかますます悪化し、
悪循環を招くことさえあります。
 
このほかの特徴でも、不眠症状が多い「大うつ病」に対し、
「新型うつ」は1日10時間以上の睡眠時間と過剰に眠ったり、
朝方は調子が良くても夕方にかけて悪くなったり、
過食の傾向なども見受けられます。
うつには「うつ病性障害」「双極性障害」「新型うつ」以外にも「季節性うつ」や、
心よりも体が先に変調をきたす「仮面うつ」などもあります。
いくつかの種類が同時に症状に表れることもあるので、自分自身で不調や不安を
感じるなど躁鬱状態が見られるときは、きちんと病院を受診することが重要です。